2013年4月21日に天笠啓祐氏を講師に招き、講演会を開催します。
遺伝子組み換え作物をもっとも多く輸入している国は日本です
1996年に遺伝子組み換え作物(GM作物)の栽培が始まり、現在その耕地面積は世界の耕地面積全体の10%以上になります。そのGM作物をもつとも多く輸入している国が日本です。トウモロコシ、大豆、ナタネ、綿、パパイヤで、パパイヤを除き大半が植物油か家畜の飼料となっています。
ナタネと言えば菜種油、大豆と言えば豆腐や納豆、味噌を想像しますが、マヨネーズや菓子など多くの食品の原材料にGM作物が使われています。知らずに、ほとんど毎日GM食品を食べていますが、その実感がないのはなぜでしよう。それは表示がないからです。
GM作物を原材料として使つていても、組み込まれた遺伝子やその遺伝子が作るたんぱく質が製品の中に残つていない油や醤由には表示義務がありません。
また、全原材料に占める重量の割合が上位3位までのもので、かつ原材料に占める重量の割合が5%以上のものは表示義務がありますが、5%未満のものには表示義務がありません。
従って、同じGMダイズからつくられた味噌が、日本国内では「遺伝子組み換え大豆不使用」と表示され、欧州では「遺伝子組み換え」と表示される事態が生じています。欧州では0.9%以上は表示義務があるからです。
日本国内でもすでに遺伝子組み換え作物の自生が拡がっています
単に輸入品だけではなく、日本国内においてもGM作物の栽培が発覚したり、博多港や四日市港などGM作物が陸揚げされた港付近では、GM作物の自生の広がりが確認されています。輸送途中にこばれ落ち、自生が拡大したもので、しかも世代交代が進み、遺伝的変化が起こっているとも言われています。
実際に三重県では、四日市港付近でGMナタネが発見され、「三重なばな」との交雑を防ぐために、県内での自家採種を中止しました。「江戸の灯りは伊勢の菜種でもつJと言われた程伝統のある産地が危機に瀕しています。
GM作物と在来種との交雑は、有機農産物として認証されなくなるので、有機農家にとつても大打撃となります。
子供たちの未来を守るために、GM作物の食品としての危険性、生態系を破壊する危険性など、一緒に考えましよう。